内容説明
大正8年松林によってまとめられた九州5県40余の陶磁業者の調査記録。有田では香蘭社・深川製磁・辻精磁社・酒井田柿右衛門工場などを、また高取焼・唐津焼・高田焼・大川内焼・三川内焼・薩摩焼などかつて御用窯として栄えた陶家・陶業地の、大正期の経営や登り窯・技術の様子が詳細に描写されている。原本挿図スケッチ100点・表26点、追加挿図写真113点。
目次
博多人形
高取焼
筥崎八幡宮の祭
福岡市年末年始の贈物
九州雑煮
唐津焼
泉山石採掘地
泉山石の性質
泉山石は無尽蔵か否や
岩尾氏考案倒焔式登り窯〔ほか〕
著者等紹介
前崎信也[マエザキシンヤ]
1976年滋賀県生まれ。龍谷大学文学部史学科卒業、ロンドン大学SOAS修士課程(美術史)修了、米国クラーク日本芸術研究所勤務、中国留学などを経て、2008年ロンドン大学SOAS博士課程(美術史)修了。2009年より立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構ポストドクトラルフェロー。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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