感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なつきネコ@混乱中
6
真田の館、日向畑遺跡の発掘から海野氏を名乗る以前の経歴を消し海野氏になりたかった幸隆がわかる。以前の墓や館から出土した唐銭から、真田は古い信州の土豪だったのは間違いない。謎の一族だった真田氏の研究は進んでいるんだな。真田一族の海野氏継承が焦点だった時は面白いが信繁だと焦点が消えて、信繁に熱が入りすぎているのが残念。赤一色の具足を強調するが、海野氏のテーマには不一致だった。小幡は冬の陣以降に大阪方でスパイ活動しているために籠城策を進める事は不可能だ。信繁を置いておいて海野氏継承のままだとおもしろかったかな。2019/01/10
TOH
1
作家さんは別々なのに、総じて宮帯出版社のものはどれも読みやすい。2015/05/05
美亜希
1
基本的に真田信繁という男の活躍の場は大坂の陣が全てなので、この本の前半は信繁よりも「真田一族」に焦点を当てているので純粋に信繁という武将だけを知りたいという人にはあまりお勧めできないかも。様々な資料に基づいて検証されているだろうけど、信繁の討死の状況は自分的に「休んでるところを討たれた」説をとってるのでちょっと「?」となってしまったが、日本一の兵の生き様は現代を生きる自分でも賞賛に値するものだと思う。2013/06/15