内容説明
歌の作者の置かれている歴史的な環境が、言葉を選ぶ際の微妙な心理状態に、如何なる影響を与えるか。古代史を背景に、日本語の源泉である万葉集の言葉の意味と歌の真意を明らかにした、いままでにない考察と鑑賞の事典。万葉の言葉318語、作品1340余首、古筆口絵5図+挿図318点収録。
目次
あかし(明石)
あかねさす(茜さす)
あきづ(秋津)
あきつかみ(現つ神)
あきづしま(秋津島)
あきの(阿騎野)
あさがほの(朝顔の)
あさぎりの(朝霧の)
あさづま(朝妻)
あさとりの(朝鳥の)〔ほか〕
著者等紹介
井上辰雄[イノウエタツオ]
1928年生れ。東京大学国史科卒業。東京大学大学院(旧制)満期修了。熊本大学教授、筑波大学教授を経て、城西国際大学教授を歴任す。筑波大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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