目次
日本外交史研究の前提
大久保利通と征韓論
井上馨と条約改正
陸奥宗光と日清戦争
小村寿太郎と日露戦争
後藤新平と植民地経営
加藤高明と第一次世界大戦
牧野伸顕とパリ講和会議
幣原外交と田中外交
石原莞爾と満洲事変
広田弘毅と日中戦争への道
松岡洋右と三国同盟
東郷茂徳と日ソ関係
前記講義のまとめ
著者等紹介
浜口裕子[ハマグチユウコ]
1953年東京に生まれる。慶應義塾大学法学部、同大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。文化女子大学助教授、拓殖大学政経学部教授を経て、拓殖大学国際日本文化研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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UI
2
拓殖大学の講義「日本外交史」全30回分をコロナ禍のリモート授業のために文章化したものを書籍化した講義本。わかりやすい。「東アジア国際政治史講義」という関連本もあるようなので読んでみたいと思う。2023/02/11
看守のバウライオン
1
久しぶりに再読。 この本は明治から現代にかけてその重要問題と外務大臣とセットで考えることができる素晴らしい著書であった。そしてわかりやすい。 日露戦争時の小村寿太郎や植民地経営における後藤新平、対21ヶ条の要求の加藤高明、協調外交の幣原喜十郎や軍部大臣現役武官制の再導入した広田弘毅などその時代になぜその政治家かこう動いたのかの背景を知ることが面白かった。 個人的には、3つの時代で外務大臣を務めた焦土外交で有名な内田康哉が出てきてほしかったのはある。 現代につながる外交史を学びなおすことができるいい著書。2025/07/07