目次
第1章 私たちはどこから来たのか(目に見えないシャワー;二度と繰り返さないから美しい ほか)
第2章 宇宙に人間が存在する意味(音楽は言葉が絶えたときに初めて響く言葉;すべては幼児体験から ほか)
第3章 人間とこころと音楽と(見えにくくなっている原因の本質;違うメリットを見つけていく ほか)
第4章 「数」のかなたに見えるもの(宇宙の共通語としての算数・数学;「ここはどこ」「わたしはだれ」 ほか)
第5章 生きている一瞬こそが「永遠」(精密検査の結果を受けて;「あなたにとっての死」は存在しない ほか)
著者等紹介
佐治晴夫[サジハルオ]
1935年東京生まれ。理学博士(理論物理学)。立教大学・東京大学で、基礎数学と理論物理学を学び、松下電器東京研究所、東京大学物性研究所、玉川大学、県立宮城大学教授、鈴鹿短期大学学長などを経て、現在、北海道「美宙(MISORA)天文台」台長。鈴鹿短期大学名誉学長。大阪音楽大学客員教授。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙連詩編纂委員会委員長。量子論的無からの宇宙創生に関わる「ゆらぎ」の理論研究で知られる。理系・文系の枠を超えた学際的新分野「数理芸術学」を提唱。宇宙研究の成果を平和教育のひとつとして位置づける、リベラル・アーツ教育の実践を全国的に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りるふぃー
11
理系の科目というと無機質で合理的なイメージがあったが、こんなにもロマンがあって寛容なんだな、と見方が変わってくる。(でも数学は好きになれない…)。佐治先生のお父様が立派な方だったとわかる。教師は、淡々と教科書に沿った授業&テストをするのではなく、全科目的な教養をもって、たくさん脱線して、子ども達がワクワクするような切り口、語り口で授業をすれば、学ぶ楽しみを知ることがきるのですね。佐治先生のような宇宙視野で皆が考えられるようになったら…確実に世界が変わりだす。今、日本人に1番必要なこと。2022/09/05
おさと
4
みんな星屑からできている。人も草も動物も。わたしはあなた、あなたはわたし。争ってる場合じゃない。2022/03/07
テッテレこだち
2
講演がベースとのことなので、ともかくわかりやすく読みやすい、プレリュードと名付けの通りの「学びの序章」にむけた本。それにしても音楽と数学は距離が近いのだなあと感じる。2019/10/17
榊原 香織
0
人間は皆、星屑からできている、て感動する2020/01/18