目次
「地域主権」の確立と自治体経営
第1部 マネジェリアリズムの諸相(自治体経営改革;地方行政改革・財政改革;公会計改革;準市場と対人社会サービス;ICTと電子自治体)
第2部 カバナンスの諸相(NPOと行政の協働;地域活性化・地域再生;都市再生とまちづくり;ノーマライゼーションと地域づくり;ローカル・ガバナンスと地方議会改革)
自治体経営と政策形成
著者等紹介
片木淳[カタギジュン]
1947年大阪府生まれ。1971年東京大学法学部卒業。同年自治省入省。鹿児島県観光物産課長・財政課長、旧西ドイツ ジェトロ・デュッセルドルフセンター、高知県保健環境部長・総務部長、北海道総務部長、大阪府総務部長、自治省選挙部長、総務省消防庁次長等を歴任。公営企業金融公庫理事を経て、2003年4月から早稲田大学公共経営研究科教授。「地方分権論」、「市民自治論」などを講じている。2010年4月から1年間、ドイツ・ポツダム大学地方自治学研究所客員研究員
藤井浩司[フジイコウジ]
1955年京都府生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北福祉大学社会福祉学部講師、龍谷大学社会学部助教授を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。早稲田大学メディア文化研究所所長代理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しん・かんかん
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僕が役場につとめた頃だから、もう何年経つのだろう。『自治体経営入門』と言う本をがあった。経営という言葉は当時それほど新鮮だった。ドラッカーを行政に持ち込んだ一冊だったかもしれない。行政経営と熱く吹聴する僕に、敬愛するタカナシ先生が「しからば経営とは」と問われ、回答に窮した。解は今もわからないい。爾来、僕は行政学にこだわり、経営という言葉に過敏に反応することのなった。行政と経営というタカナシ命題にとらわれている僕を尻目にいともたやすくマネジメントなどとうそぶいて通り過ぎる輩がウラヤンしい。2016/01/04