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出版社内容情報
フュージョンエネルギーという言葉をご存じでしょうか。フュージョンエネルギーとは、太陽の輝きの源と同じ水素の核融合反応で、太陽エネルギーを地上で実現する技術として、近い将来私たちの生活を支えるカーボンフリーで安全なエネルギー源と考えられています。
本書では、フュージョンエネルギーの開発の歴史や仕組み、国際プロジェクトITER計画の最新状況や日本の技術など革新的な各種プロジェクトを解説します。そのほかにも、月面や南極といった厳しい環境や深宇宙探査機、太陽系外探査などの遠い宇宙でのエネルギー源などフュージョンエネルギーの未来のさまざまな用途や魅力を紹介します。
内容説明
フュージョンエネルギーがひらくサステナブルな未来!化石燃料発電や太陽光発電、原発などのこれまでの発電の常識を覆す新しい技術革命が始まろうとしている!
目次
1 フュージョンエネルギーの夢
2 フュージョンエネルギー 夢の実現に向けて
3 ここまできたフュージョンエネルギー
4 動き出すITER
5 フュージョンエネルギーによる発電
6 産業に羽ばたくフュージョンエネルギー
7 日本の技術と国際交流
著者等紹介
江尻晶[エジリアキラ]
1965年東京都生まれ。1992年東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学、博士(理学)、核融合科学研究所助教、東京大学理学系研究科助教を経て、東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。主に、プラズマ計測手法、球状トカマクプラズマの研究に従事
南貴司[ミナミタカシ]
1962年奈良県出身。奈良女子大学文学部附属中学校高等学校(現中等学校)卒。1988年京都大学理学部卒。1993年京都大学大学院理学研究科物理第二教室単位取得退学。2003年総合研究大学院大学論文博士(理学)核融合科学研究所助教。京都大学エネルギー理工学研究所准教授。京都フュージョンエンジリアニング技術顧問&シニアリサーチャー、現筑波大学プラズマ研究センター主幹研究員
谷口正樹[タニグチマサキ]
1971年大阪府生まれ。1999年東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻修了、博士(工学)。量子科学技術研究開発機構経営企画部第3研究企画室次長。ITER用ダイバータ開発、NBI開発に従事後、現在はITER計画・BA活動に関する国際交渉を担当
武田秀太郎[タケダシュウタロウ]
1989年三重県生まれ。2018年京都大学大学院エネルギー科学研究科・博士(エネルギー科学)、ハーバード大学大学院・修士(サステナビリティ学)。京都フュージョンニアリング株式会社共同創業者兼Chief Strategist。九州大学都市研究センターフュージョンエネルギー部門長・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。