内容説明
身近だけどよく知らないお酒の謎に迫る!お酒とはエタノールを含んだ飲料水のことで、アルコールという化学物質の一種です。本書は、お酒の基礎知識や種類、製造方法の違い、アルコールが体に与える影響など酔いのメカニズムやお酒にまつわるすべてを科学的に解説!
目次
1 お酒の基礎知識
2 お酒の種類
3 醸造酒の種類と作り方
4 蒸留酒の種類と作り方
5 その他のお酒の作り方
6 酒器のいろいろ
7 お酒の雑学
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。更には金属や毒物の解説、化学推理小説、その上、電波メディアで化学物質の解説を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユウユウ
18
お酒大好き。蘊蓄も好きです。2020/04/12
ココアにんにく
4
お酒の世界は調べれば調べる程知らない事が増えてくる。果実酒を季節ごとに漬けるのが好きですが浸漬酒という呼び方は初耳です。ホワイトリカー以外で漬ける事も多いですが「デュエット」という高等テクニックとは知らなかった。リキュールの抽出法や漬けるモノが多様にあった。◆関心事~CH₃CH₂OHの影響、宗教と酒(特にキリスト教との関係)、ギリシャのネクターという酒、アサシン(怖っ!)、蒸留酒の原料の多さ、日本だけのアルコール添加、味醂作りの特殊性、p194ビールの瓶780ml(633mlなのでは?) 、2021/02/09
asobi
1
お酒の科学と言いながら、科学に関係のない小ネタが満載。メチルが怖いっていうのと日本酒をアルコールで薄めるなという主張は理解した。アルコールの人体への影響とジンについての説明が一切ない理由についても知りたかった。2020/10/24
俊毅安村
0
エタノールの説明から、人間の体の中における代謝の過程や、酒の分類まで幅広く扱っています。 この一冊をよめば、バーなどでも、まず迷うことはないでしょう。 たた、もう少し文化背景とかマテリアルの歴史とかの話があれば、楽しかったかなと思います。2019/02/25