アルベール・カミュ―ある一生〈上巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784620314945
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0023

内容説明

著者トッドは、カミュの生涯を、ほぼ半世紀にわたるフランスとアルジェリアの歴史的文脈に位置づけた。副題“ある一生”は、カミュもまた数多くのフランス人と時空を共にしたことを意味する。トッドは一人の男の人生を描きながら、その男性がみずからを探しあぐねるうちに、まさしく作家カミュに変貌するさまを、あますところなく描いた。太陽。貧困。女。闘争。―自由。カミュの生涯とその時代を、膨大な証言や書簡など同時代資料を徹底的に読み込み、比類なきスケールで描ききった決定版。

目次

一七〇三二号
「チビすけ、合格だ」
沈黙と言葉
形而上学と政治
白い靴下
「魂の切れ端」
行動への誘惑
ヒロイズムと「骨折り損」
マルクス読まずの聖アウグスチヌス
ザルツブルクからの手紙〔ほか〕

著者等紹介

稲田晴年[イナダハルトシ]
1948年生まれ。東京大学大学院博士課程(仏文)修了。静岡県立大学国際関係学部教授

有田英也[アリタヒデヤ]
1958年生まれ。東京大学文学部卒、同大学大学院博士課程(仏文)修了。成城大学文芸学部助教授。著書に『ふたつのナショナリズム―ユダヤ系フランス人の「近代」』(みすず書房)。共編著に『セリーヌを読む』(国書刊行会)。主な訳書にシャンピオン『わが懐しき街』(図書出版社)、ドリュウ・ラ・ロシェル『日記 1939-1945』(メタローグ)、フランク『ドリュウ・ラ・ロシェル』(水声社)、ヴォルタ『書簡に見るサティ』(中央公論社、共訳)
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