目次
第１章 剣聖誕生（上泉城；剣の修行）
第２章 攻防箕輪城（列強の狭間；武勇の人）
第３章 花開く第二の人生（柳生石舟斎との出会い；天覧演武と将軍上覧）
第４章 実像を追って（「言継卿記」に見える上泉伊勢守；軍師の姿）
第５章 新陰流（時代を超える発想；剣の術と理；禅の影響；その後の伊勢守）
感想・レビュー
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志村真幸
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著者は上毛新聞に長くいた記者で、自身でも新陰流を学び、歴史小説も手がけているという。 本書は、前橋の上泉地区を本拠地とした剣豪／兵法家の上泉伊勢守信綱について、史実の側面を中心に跡づけようとしたもの。関東での戦乱にあけくれた前半生、柳生一族との関わり、京での日々などが同時代の資料や日記をもとに描かれている。 ただ、はっきりしない部分があまりに多く、断片的で物足りない読後感だ。 新陰流の技や精神についても迫ろうとしているが、もうひとつ掴みきれなかった。 2023/10/19
