内容説明
日本で最初の洋式器械製糸所の開設、官営富岡製糸所長、そして、日本初の生糸直輸出専門商社を興すなど、その生涯を日本の製糸業の発展に捧げた人物を語る。
目次
第1章 講演「藩営前橋製糸所と速水堅曹」(外資を排除しての近代化路線の選択―「外資排除」の問題;日本の受け皿に適した技術の工夫―「適正技術」の問題;経営としての自立性の獲得―「自立経営」の問題)
第2章 速水堅曹シンポジウム(自己紹介と『速水堅曹資料集』について;藩営前橋製糸所の意義;官営富岡製糸場への貢献;「県都前橋生糸の市(いとのまち)」をどのように全国に発信するか)