- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
明治初め、世界最先端、最大規模の器械製糸工場である官営富岡製糸場が開業した。ところが地元群馬で器械製糸は広まらず、逆に手作業による在来の座繰り製糸が盛んになった。この推進役が養蚕農家を組合員とする組合製糸・南三社(碓氷社、甘楽社、下仁田社)だった―。絹の国・群馬ならではの製糸の歴史を豊富な資料で掘り起こす。
目次
第1部 南三社と富岡製糸場(富岡製糸場の設立;座繰り製糸の結社とその経営;明治期の南三社と富岡製糸場との経営比較;大正期の南三社と富岡製糸場;南三社の統合問題;昭和初期の南三社と富岡製糸場;終戦後の南三社と富岡製糸場;富岡製糸場の歴史的価値;富岡製糸場の世界遺産登録に向けて)
第2部 わが国の製糸業の発展とその歴史(開港後の貿易の動向;官営製糸場の設立と器械化率の変遷;戦後の生糸生産の動向)
著者等紹介
今井幹夫[イマイミキオ]
1934(昭和9)年、群馬県甘楽郡南牧村生まれ。群馬大学学芸学部卒。富岡市内の小学校教諭、富岡小校長などを務め、95年富岡市立美術博物館長、09年から富岡製糸場総合研究センター所長。富岡製糸場誌・富岡市史編さん室長を歴任。南牧村誌、妙義町誌、富岡市史、安中市史編さんに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- こじらせナチュラリスト~憧れのワタシに…