内容説明
朝鮮解放後、詩人・批評家として時代をリードし、現在に通底する作品を遺した金起林。朝鮮戦争の渦中に消えた彼の「平和への思い」が作品とともに日本で初めてよみがえる。
目次
金起林作品選集(詩―デモクラシーに寄せる歌;随筆―花に寄せて;評論―朝鮮文学への反省)
金起林研究ノート(金起林の生涯;金起林文学を読む―作品解説にかえて)
著者等紹介
青柳優子[アオヤギユウコ]
翻訳家。(韓国)仁荷大学大学院博士課程国語国文科単位取得。約20年間韓国に滞在後、2004年より仙台市に在住して市民の集い「コリア文庫」を主宰。翻訳書『韓国の民族文学論』(崔元植著、御茶の水書房、1995)で、日本翻訳家協会「第32回日本翻訳出版文化賞」を受賞(1996年)。訳書『懐かしの庭』(黄皙暎著、岩波書店、2002)で韓国文学翻訳院「第7回韓国文学翻訳賞大賞」を受賞(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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