内容説明
より健康で安全な暮らしとは…?人々が健康や医療に関する情報を探し、理解し、活用するためにはヘルスリテラシーの向上が重要と言われています。本書にはそのヘルスリテラシーとは何か?またその力を高めるために何をするべきかが記されています!!第15回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会におけるシンポジウムを編集・収録。
目次
第1章 「未知なる不安」に対応するヘルスコミュニケーション(東日本大震災後の原子力災害と福島;私の問題意識;放射線って何? ほか)
第2章 原発事故・コロナで見られた未知なる不安への対応(放射線リスクコミュニケーション;福島での経験から考える ほか)
第3章 新型コロナウイルス感染症、そして、今後の健康のリスク(福島第一原子力発電所事故後の放射線に係る「科学リテラシー」向上と「差別・偏見・風評」の払拭に向けた実践;福島原発事故と新型コロナのリスクコミュニケーションにおける類似点 ほか)
第4章 ヘルスリテラシーからヘルスコミュニケーションへ(ヘルスリテラシーの両輪の推進;ヘルスコミュニケーションの意義と役割 ほか)
著者等紹介
安村誠司[ヤスムラセイジ]
福島県立医科大学放射線医学県民健康センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tacacuro
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「未知なる不安」に振り回されないためには、そのリスクが発生・認識する前の段階でのヘルスコミュニケーションが重要。公衆によるリスク評価(Outrage)を、専門家によるリスク評価(Hazard)と同じレベルに持っていくために、その大小関係に応じて、公衆へのリスクコミュニケーションのやり方を①Outrage Management(H↓O↑)②Precaution Advocacy(H↑O↓)③Crisis Communication(H↑O↑)の3つに使い分けるSandmanの理論がとても腑に落ちた。2025/09/16




