京都書院アーツコレクション<br> 奈良絵本〈上〉

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京都書院アーツコレクション
奈良絵本〈上〉

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  • サイズ A6判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863503366
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C0171

内容説明

室町時代半ば頃から江戸時代の前半にかけて、お伽草子などの物語に挿絵をつけた絵入写本が多く作られた。冊子や絵巻も含めて「奈良絵本」と呼ばれるものである。物語の内容を補うための、素朴な温もりのある画風のものにはじまった「奈良絵本」は、やがて、プロの絵師による、金彩を施し細密華麗な筆致で描かれた装飾的なものをも生み出していく。登場人物が生き生きと描かれた躍動感溢れる作品から、類型的な画風に雅びな時代への憧憬がみられる作品など、その形式は幅広い。本書では未発表作も含めた十作品十四篇を収録。物語のストーリーとともに、奈良絵本の魅力を紹介する。

目次

是害坊
文正草子
熊野の本地
新曲
雨やどり
つぼさか
羅生門
酒呑童子
咸陽宮
蓬莱山
奈良絵本の世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
【熊野の本地】(江戸時代前期・絵巻二巻)摩訶陀国の善財王には七人の妃がいたが子がなかった。五衰殿の女御を寵愛し女御は妊る。妃たち讒言するが王はとりあわない。妃たちは次の手段に百歳の老婆百九十九人に鬼人の姿にさせ、五衰殿で王を脅す。(そりゃ恐い)王は屈し女御は涙ながらに去る(そのあと理不尽に殺されるが)七歳になった王子が聖と王に会い全てを物語る→一家で熊野に飛来(理不尽に苦しんだものが次には神仏と生まれ変わり人間救済を行うという原理。熊野信仰を広めるために熊野比丘尼が各地を絵解きして歩いたと考えられている)2016/10/18

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