内容説明
本書は「天球のラビリンス」シリーズ第4巻の続編である。前半では第4巻での微分環チューブの拡張としての微分環多様体の基本演算式とその応用となっている。微分環多様体の種々の基本式を基にCF、CSおよびSN関数から導かれる多くの微分環多様体を具体的に紹介する。さらに、微分環多様体の応用として、DNA型2重ラセンの数学モデルを紹介する。そして、DNAの分裂と複製などの数学モデルを提案し、DNAはなぜラセンなのかについて議論されている。後半では、異なる多様体による絡合構造による接合曲線の詳細について議論する。球、円筒、円環トーラス等についての3次元空間での互いの絡合により生じる接合曲線の実際を解説する。
目次
第1編 基礎論(微分環多様体の一般微分型式)
第2編 微分環多様体(3次元自己回帰調和波による微分環多様体;微分環多様体の応用;第2型式の微分形式による微分環多様体;DNA型2重ラセン)
第3編 異なる多様体による絡合構造(異なる多様体による接合曲線;球と円環トーラスによる接合曲線;2つの円環トーラスの自由絡合による接合曲線)
著者等紹介
佐俣満夫[サマタミツオ]
1949年川崎市に生れる。1971年東京理科大学理工学部工業化学科卒。1998年金沢大学博士(工学)(地球環境科学)。1976~2013年退職。横浜市環境科学研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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