内容説明
ジグソー法は協同学習の技法で、30年間にわたって人種間の対立を緩和し、教育上の成果を高めることに成功してきた。民族が同じでも違っていても、より暖かく親密な関係をもたらすと同時に、生徒の自尊心を高め、学業成績を伸ばし、学校をより好きにさせ、そして学習への意欲を高めるのに有効であることが証明されている。ジグソー法は最初、1970年代初頭に、心理学者エリオット・アロンソンと、テキサス大学とカリフォルニア大学の学生たちによって開発された。それ以来数百校がジグソー法を活用し、大きな成果を収めている。
目次
1章 学級内の競争と文化的多様性
2章 協同学習―背景と課題
3章 どうすれば個人競争集団を協同的グループへ変身させられるか
4章 ジグソーパズルのピース
5章 パズルピースの分析―ジグソー学級での問題解決
6章 すべてのピースを組み合わせる
7章 ジグソー法に関する調査
8章 ジグソー法を共有する―現職教員向けの研修
9章 競争社会という文脈における協同
著者等紹介
アロンソン,エリオット[アロンソン,エリオット] [Aronson,Elliot]
主な研究領域は社会的影響全般である。アメリカ心理学会の主要学術三部門での最高賞を獲得した唯一の心理学者である。すなわち優れた著作(1973年)、優れた教育活動(1980年)、そして優れた研究活動(1999年)である。2002年に、20世紀の最も卓越した心理学者100人の一人に選ばれた。(APA Monitor,2002年7月/8月)2007年には、科学的心理学会から「優れた研究に対するウィリアム・ジェームズ賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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