目次
第1章 なぜ、疑問が大切なのか(「態度」「能力」の獲得;信頼関係の構築と自己の成長)
第2章 子どもの疑問を支える要件(「話し合い」の時間を確保する;子どもの疑問に対する教師や親の支援方法;疑問が提示できない子に対する支援方法;留意したいこと)
第3章 学校での子どもたちの疑問(「話し合い」を通して;「書くこと」を通して)
第4章 「子どもの疑問」に関する資料(「子どもの疑問」に注目する人たち;「子どもの疑問」から生まれたお話等)
第5章 「学校での子どもたちの疑問」に関する資料(恐竜;両生類と爬虫類;日本のロケットの歴史;カラス;黒田官兵衛(「仏教とキリスト教」に関係すること)
心白
胚芽
セーフガード
「人と自然の博物館」からの返事
なぜ、ツバメが低く飛ぶと雨が降るのか)
著者等紹介
大前孝夫[オオマエタカオ]
1952年兵庫県明石市生まれ。2008年兵庫県加東市小学校教員を退職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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makio37
6
日本人の御多分に漏れず、自分も質問が得意ではない。そして、自分の意見を発言する力にも不足を感じる。自分の子どもがそうならないために。まず、子どものどんな質問も受け入れ、真摯な態度で接するべきだと。子ども自身の予想や根拠を質問し返したり、一緒に考え、調べ方を提示するべきだという。―「子どもといっしょにこのゲーム(哲学的対話)をすることをいつでも拒否する親や教師は、自分たち自身の知的生活を貧弱なものにし、子どもとの関係を悪化させる」―。中盤は教師用の研修テキストのようで冗長に感じた。2016/10/02
鵜殿篤
1
確かに、大学生を見ていても思うのだが、「質問力」が異様に低い。これまでの教育で「答え」を出すことのトレーニングばかりして、「問う」ことのトレーニングをほとんどしてこなかったことが分かる。 これからの時代、「問題」さえ見つかれば、あとはAIが解いてしまうような時代になってくる。AIには、「解答」を導くことはできても、「問題」を見つけることはできない。人間の独創的な仕事は、「解答」を見つけることではなく、「問題」を提出することになるだろう。2019/07/11
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