創元推理文庫<br> 蝶として死す―平家物語推理抄

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創元推理文庫
蝶として死す―平家物語推理抄

  • 羽生 飛鳥【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488426217
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「歴史ミステリーの佳品。
 平家物語の世界を舞台にした
パズラーで、探偵役を務める頼盛は
武人であり貴人であり、一匹の蝶だ。」 宮部みゆき
(2021年8月15日「読売新聞」書評欄より)

第15回ミステリーズ!新人賞受賞作収録&第4回細谷正充賞受賞作

一一八三年、源氏の木曾義仲軍が平家を破って都入りした。しかし、平頼盛は異母兄・清盛に疎まれていたため、都落ちした一門と決別し、都に留まっていた。そんな頼盛が、義仲に「首がない五つの屍から恩人を特定してほしい」と依頼され、難題に挑むことになるが……。第十五回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか全五編。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか? 高倉天皇の庇護下にあったはずの寵姫は、どのようにして毒を盛られたのか? 源平合戦の時代を舞台に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く歴史ミステリ連作集。

■目次
「禿髪(かぶろ)殺し」
「葵前(あおいのまえ)哀れ」
「屍実盛(かばねさねもり)」
「弔千手(とむらいせんじゆ)」
「六代(ろくだい)秘話」

内容説明

一一八三年、平清盛の異母弟・平頼盛は一門と決別し、源氏の木曾義仲の監視下、都に留まっていた。そんな頼盛は、彼を知恵者と聞いた義仲に、「首がない五つの屍から恩人の屍を特定してほしい」と依頼され…。第15回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか全五編。平清盛や源頼朝などの権力者たちと対峙しながら、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く、連作ミステリ。

著者等紹介

羽生飛鳥[ハニュウアスカ]
1982年神奈川県生まれ。上智大学卒。2018年「屍実盛」で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞。2021年同作を収録した『蝶として死す 平家物語推理抄』でデビュー。同年、同作は第4回細谷正充賞を受賞した。また、児童文学作家としても活躍している(齊藤飛鳥名義)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Y.yamabuki

19
本格時代ミステリー。探偵役は平清盛の異母弟の平頼盛、実在の人物。年代順の章立てで、謎解きの相手は、清盛、高倉天皇、木曽義仲、源頼朝、北条時政と進んでいく。三話目の「屍実盛」は、主題の謎解きの他に、ここで頼盛の行動の理由が分かり、また弥平兵衛の想いが明かされる読み応えの有る一編。全編を通して平頼盛の生き方が浮かび上がる。知恵で源氏の時代まで生き延び家を護ったのは天晴れ。 2024/11/19

厚焼き玉子

6
平家物語もミステリも好きな私にとってなんとも嬉しい1冊。頼盛の知恵者としての鋭さと、家の子郎党を守るためという優しさと残酷さ、主人公のキャラクターとしてとても良い。高倉天皇とのやり取りでは思わず笑ってしまう面白い一面も。「蝶として死す」と言う題名の意味と頼盛の生き様とを考えて最後は胸が熱くなった。平家物語もこの作品もあくまでフィクションではあるけど、個人が埋もれやすい歴史のなかで、こんな生き様の人々が本当に居たかもしれないよなと思いを馳せるきっかけになるようなそんな物語が好き。2024/11/19

紅羽

5
舞台は平安時代の末期。平頼盛が様々な権力者達から難事件の解決を依頼される歴史ミステリ作品。平安時代、現代のような科学捜査や便利な道具もない時代に頼盛は自分の知識を元に事件を推理し解決していくストーリーは興味深く面白かった。姉妹編も是非読んでみたいです。2024/06/09

あき

4
時代が時代なだけに仕掛け自体は単純なんだけど、あの時代ではどのような謎解きになるのかって点が面白かった。池殿流一門の頭領として子郎党を守り切った主人公の生き様も興味深い。平家物語は吉川英治の新平家をさらっと読んだだけで、頼盛って出てたっけ?レベルなんでもう一度ちゃんと読んでみようか。2024/05/29

やー

2
ただ舞台を源平時代にした歴史ミステリではなく、平家物語にあるような諸行無常の世界をそのまま持ってきたような、雰囲気のある連作集だった。権力争いの時代背景も取り入れ、難しいと思いきや、家系図もあってとてもわかりやすい。清盛や頼朝など有名人たちの造形が想像上ではあってもとても豊かだ。不気味さが際立つ清盛、東国武士であるプライドを捨てきれない頼朝、一族を守ることを正義とした主人公頼盛、いずれも魅力的。作者の本はぜひ他も読んでみたい。 2025/02/05

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