内容説明
先天的な脳の働きだけでは、主観的な意識体験は生まれない。「言葉を使った行動」が「言葉が伝える情報を知る能力」を生み出し、主観的な意識体験を可能にしている。脳と意識をつないでいる「言葉が伝える情報を知る能力」を「言葉を使った行動」という視点から明らかにした。
目次
序章 脳・意識・言葉(脳と意識;脳と意識をつなぐもの ほか)
第1章 意識と私(生理学者・神経学者の意識研究;認知科学の意識 ほか)
第2章 生得的な認知能力と習得した認知能力(外界を認知する能力;目の前の人を認知する ほか)
第3章 言葉が伝える情報を知る仕組み(バラを見る;「知る」とは ほか)
第4章 言葉が伝える情報を記憶する仕組み(テレビやラジオから聞こえてくる言葉;無意識的な処理 ほか)
著者等紹介
門倉弘明[カドクラヒロアキ]
福岡県生まれ。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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