内容説明
タブーのごとくこれまで触れられていないミース作品における黄金比の存在とミースが生涯にわたって言及し続けたにもかかわらず、ほとんど論じられていないミースの建築理念としての「オーダー」を手掛かりに、ミースにまつわる謎に迫る。
目次
序章 冷徹な建築と生の開花
第1章 建築家ミース誕生、アーヘンからベルリンへ
第2章 ミース、幾何学、黄金比:造形を支える隠れた幾何学
第3章 1926年の「大いなる理解」:時代から人間へ
第4章 「全体」:人間、自然、建築をつなぐ
第5章 「オーダー」を求めて
第6章 ミースの建築理念としての「オーダー」と黄金比
終章 ミース、オーダー、黄金比
著者等紹介
佐野潤一[サノジュンイチ]
1949年大阪生まれ。1972年大阪大学工学部建築工学科卒業。1977年大阪大学大学院工学研究科建築工学専攻修士課程修了。1977~1985年(株)地域建築研究所(設計)。1985年~摂南大学工学部建築学科講師。現在、摂南大学理工学部建築学科教授。博士(工学)。一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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