内容説明
いまや「水」は、「ごみ」と同様、生活に密着した関心度の高い環境問題である。本書は、もっとも普及している活性汚泥法から超臨界水を利用した最新の処理方法までを、排水処理に関する特殊な用語解説を織りまぜながら、わかりやすく解説した。
目次
第1章 水処理へのアプローチ―専門用語に慣れ親しむために(生命と水;日本の降雨量と山紫水明の迷信 ほか)
第2章 さまざまな排水処理技術(排水処理の基本パターン;一次処理の代表技法 ほか)
第3章 汚泥処理(汚泥脱水;汚泥乾燥 ほか)
第4章 新しい生物処理(生物学的脱窒素法;生物学的脱窒素脱リン法 ほか)
第5章 近代処理法(超臨界水とは;超臨界水の特長 ほか)
著者等紹介
福田文治[フクダブンジ]
1951年北海道大学農学部農芸化学科卒業。鐘紡(株)入社後、合成繊維、合成樹脂の研究に従事。1966年より活性汚泥法、生物脱窒、汚泥脱水機の開発研究に転換。1978年セキスイエンバイロメント(株)(現社名積水アクアシステム(株))に移籍、回転円板、し尿処理施設、産業排水処理施設等プラント設計を担当。技術開発部長、技術顧問を経て2011年同社退職。この間、中華民国台湾経済部の招聘により廃水処理研修会の講師を3期(1992~94年)務める。技術士(衛生工学部門)。APA会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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