内容説明
「教えているように生きる」のは教師にとってチャレンジです。この本は死生学やケアの人間学を担当していた癌末期の一教授が社会人の公開講座で最後の力を振り絞って行なった一連の授業が中心となっています。受講者たちのテープ起こし等の温かい協力に支えられて、唯一遺されたレジュメ(講義要旨)から6講義を編著者が復元しました。
目次
最後の授業(2006年10月6日~2007年5月22日)
論文の中から
社会の中でのケアの模索(エッセイ他)
余滴 象徴とケア―被爆マリア
友人たちの言葉
あとがきに代えて―空中庭園にて
著者等紹介
長島正[ナガシママサシ]
元上智大学文学部教授(人間学、哲学、倫理学担当)。元聖心女子大学、白百合女子大学及び鹿児島純心女子大学非常勤講師。NGOアジアの友を援ける会元発起人、代表。上智大学大学院哲学研究科博士課程修了
長島世津子[ナガシマセツコ]
白百合女子大学文学部教授(教育学、女性学、宗教学担当)。聖心女子大学及び鹿児島純心女子大学非常勤講師。NGOアジアの友を援ける会共同発起人、代表。上智大学英文科卒同大学大学院教育学専攻修了(修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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