人間の尊厳と労働

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863450592
  • NDC分類 366
  • Cコード C3032

内容説明

社会は発展するが、人間はますます道具となっていく。新しいマネーの理論によれば、輸出立国は国民を貧困にし、ローンで銀行はマネーを創造し、会社の従業員は、会社と銀行に、マルクスも述べなかった新しい労働の剰余価値を奪われていることがわかる。「正義論」で法を説明し、「書かれた理性」で法律を説明する。債権を基本とする民法典は誤りで、債務を基本とするよう、民法の改正を提言する(コペルニクス的発想の転換)。

目次

第1部 経済と労働(古代ギリシャの奴隷―ギリシャの繁栄は奴隷による;すべての道はローマに通じる;封建社会と奴隷・農奴制―土地に従属;アフリカと新大陸の発見―新たな奴隷商人の誕生;経済学と労働―経済学者の労働に対する視点 ほか)
第2部 法と雇用(法とは何か―法は国民の生活を守り、国民に幸福と希望を与える;国家―国民の国民による国民のための政治;人間の尊厳―人間の尊厳はどこから生まれるか;人間の尊厳に反する憲法上の諸問題―立派な民主憲法も解釈によって歪められている;憲法と雇用―雇用を尊重する民主憲法 ほか)

著者等紹介

牧瀬義博[マキセヨシヒロ]
弁護士。法学博士(パリ大学)。1930年、大阪府生まれ。1955年、東京大学法学部卒業。1962年、弁護士登録。1967年、フランス政府給費留学生としてパリ大学法経済学部に留学し、現地にてフランス弁護士と共同で弁護士業務にも携わる。1975年、同大学法学部より法学博士(Doctoral d’Universit´e de Paris)の学位を受ける。同年帰国し、以後、日本で弁護士業務を行う。1982~88年、東京家庭裁判所調停委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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