内容説明
英語教育界、英語学習者の間で現在「多読」が注目を浴びている。多読は「大量の英語のインプット」を可能にしてくれる。本書において英語教育・英語学習における「多読」の新たな可能性を、具体例を提示しながら、平易な言葉で論じる。
目次
1 旧態依然たる日本の英語教育(学校英語の問題点=「量」不足;和訳先渡し授業;「和訳先渡し授業」授業案 ほか)
2 私の多読授業、多読学習(多読との出会い;私の多読授業;多読の全国的な広がり ほか)
3 優劣のかなたで読みひたれ!(大村はま;優劣のかなたで読みひたれ!)
著者等紹介
林剛司[ハヤシタケシ]
1973年2月、石川県金沢市生まれ。EIL交換留学生として、アメリカの高校に留学。早稲田大学卒業。埼玉大学大学院修士課程修了。麻布中学・高校、順天中学・高校、暁星中学・高校の各校において英語科講師、明法中学・高校において英語科教諭として勤務。埼玉大学留学生センター助手、嘉悦大学非常勤講師、東京エアトラベル・ホテル専門学校講師を経て、現在、国立沼津工業高等専門学校教養科(英語)講師。日本多読学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NANA
3
多読本関連本ということで初読。英語多読の有用性や、ひいては日本の英語教育の在り方などを論じている。まず英語の先生に読んでもらいたい、と思った1冊。2015/01/17
Keikoh
1
Oxford Reeding Tree, I Can Read Books, Step into Reading, Longman Literacy Land, Foundation Reading Library, Nate the Great, Marvin Redpost2023/12/18
SOHSA
1
多読の有用性と実際の方法がよくわかり、腑に落ちた。あとは実行あるのみ。ただし気楽に楽しく。2012/09/12
Ruka Takahashi
0
思っていたのと少し違いました。学校の先生向け、といった印象です。Oxford Reading Tree、試してみたいけれど・・・図書館には英語の書籍はあまりないし・・・簡単なレベルから多読はじめたいんだけどな〜・・・2015/06/05
藍子
0
多読に興味を持って、多読とはどういったものかということが知りたくて読んだのだけど、学校教育における英語指導方法の問題がメインでとりあげられていた。2012/08/25