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内容説明
絵を描くことで脳の活性をすすめる認知症リハビリ・プログラムとして始まったアートセラピー「臨床美術」が、なぜ人々の心を解放し、心地よい関係性を築くことができるのか。牧師でありカウンセラーの著者が、カウンセリングの場で起きていること、自身のライフワークであるマインドフルネス研究の観点から「五感による感じ取り」をキーワードに、アートの力と臨床美術の役割を解き明かす。
目次
1 臨床美術と存在論的人間観
2 「機能論的人間観」と「存在論的人間観」
3 臨床美術体験からの気づき
4 臨床美術における五感による感じ取り
5 五感の発動とマインドフルネス
6 カウンセリングの場で実感した「アートの力」
7 生きるを励ますアート―伴走型支援とも関わって
8 寄稿(「認知症と臨床美術」;「アート活動による意味生成カウンセリングの可能性」;「『臨床美術』とカウンセリング」;「美術の喜びをすべての人に」)
著者等紹介
関根一夫[セキネカズオ]
1949年、埼玉県生まれ。日本大学文理学部哲学科卒業、Bible College of South Australia卒業、聖契神学校専攻科修了、日本大学大学院哲学専攻博士前期課程修了。1996年、金子健二・木村伸・西田清子諸氏とともに臨床美術設立に携わり、介護家族のためのカウンセリングを担当。日本臨床美術協会副理事長を歴任。現在、1987年に開拓したMACF(ミッション・エイド・クリスチャン・フェロシップ)教会の牧師として説教を続けつつ、2003年から埼玉県伊奈町にある医療法人社団信悠会木村クリニックで理事並びにカウンセラーとしてさまざまな相談を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。