ヤングで終わらないヤングケアラー―きょうだいヤングケアラーのライフステージと葛藤

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ヤングで終わらないヤングケアラー―きょうだいヤングケアラーのライフステージと葛藤

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863423152
  • NDC分類 369
  • Cコード C0036

内容説明

障がいを理由に世話をしているきょうだいに着目。ケアの対象は自閉症、知的障害、頭部外傷、統合失調症など状況はさまざま、その体験談とポイント解説で実際を知ってほしい。

目次

PROLOGUE ヤングでは終わらないヤングケアラー―ヤングケアラー体験、作業療法士の視点から
1 ヤングケアラーの多様性を理解してほしい
2 ライフステージから考えるヤングケアラー
3 ヤングケアラーへの調査動向と支援の取り組み
4 きょうだいヤングケアラー支援をすすめるために
5 “提言”きょうだいヤングケアラーへの支援のために
胸を張って自分自身の人生が歩めるように―あとがきに変えて

著者等紹介

仲田海人[ナカタカイト]
1993年栃木県生まれ。作業療法士/シブリングファシリテーター。栃木きょうだい会代表。栃木県那須塩原市ヤングケアラー協議会立ち上げメンバー。埼玉県立大学保健医療福祉学部作業療法学科卒業。小学校高学年からきょうだいヤングケアラーとなる。そのことがきっかけで保健医療福祉の道に進む。精神科病院での作業療法士を経て現在は小児発達外来の作業療法士として勤務。その他、グループホームの相談役・第三者委員など地域福祉充実のために活動。栃木きょうだい会代表として集いと学習会を開催、家族支援に関する情報発信と講演活動をしている

木村諭志[キムラサトシ]
1980年生まれ、京都府出身。介護福祉士/看護師/保健師。埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科博士前期課程看護学専修修了。中学生できょうだいヤングケアラーとなる。そのことがきっかけで保健・医療・福祉の道に進む。脳神経外科病棟、精神科病棟等で勤務。現在も精神科病院の臨床看護師をしながら、「統合失調症患者のきょうだい研究」に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

50
図書館でタイトルが目について借りた。タイトルを目にして、そうなんだと、改めて認識。お互いの関係性は、ある意味において変わらない。しかし、その距離感は変わりうるということ。自分の住む地域活動に関わりが広くなるにつれ、ヤングケアラーに限らず、いろいろなケア・関わりが必要であることを感じている。それを、どのようなことから手掛けていけばいいのかを考えている中で、いくつものヒントがある。知ること、知らせること、小さなことの積み重ね。2024/01/05

ネギっ子gen

35
ヤングケアラー経験者で、作業療法士や看護師になった立場から、家族支援の視点を踏まえつつ、ヤングケアラーの現状と今後の分析・支援方策等を提言。資料多数。「はじめに」<「ヤングケアラー」とは、家族の誰かの介護・ケアを担う18歳未満の子どもを指します/本書では、「障がいを理由に世話をしている」きょうだいに着目しています。さらに一括りに「きょうだいヤングケアラー」と言っても、障害の種類、生まれつきか中途障害か、兄姉なのか、弟妹なのか、実に状況は様々です。実際のきょうだいの体験談を主体的な視点と簡単な解説とで>。⇒2021/12/16

消しゴム

16
〇〇の会議で初めて「ヤングケアラー」という言葉を知りました。通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、きょうだいの介護や世話をしている18歳未満の子供のことを指します。 スクールカウンセラーに我が家の状況を話すと「私は君の心の整理のお手伝いはできても、君の家庭には何もしてあげられない。」と言われ涙を流し苦しそうな顔をした。とあり、とても衝撃的でした。今後、福祉や医療の支援体制が構築され、一人でも多くのヤングケアラーが救われ、ケアラーが自分自身の人生を歩んでいける世の中になればと思いました。2021/11/07

つーちゃん

9
用語の解説、現状の説明、具体的なケース、各学校・自治体への調査データ、相談窓口一覧など、バランス良く載っていて、初心者でも分かりやすかった。なにより、端的に著者の「こうあるべき」が理解できた。さらにzoomやチャットによるオンライン相談のメリットデメリットにも言及しているのは、今どきって感じ。でも体制がまだまだ取れていないし、どのデータを見ても、まだまだ正確に把握しきれていないのが現状。結構前からありそうだし、議論もされてそうなのに、発展途上の社会問題なんだなぁという印象だった。2022/02/26

jackbdc

9
姉のケアラー経験を持つ著者は同じ経験をした人向けの自助グループを運営している。それらの経験を踏まえてケアラー個人の辛さや自助グループ等の活動のやり方、社会的施策の必要性等について述べたもの。昨今バズワード化している”ヤングケアラー”という切り口の是非は置いておくとしても、身内に要ケア者がいて苦しむ人は一定程度存在するし、他人に打ち明ける事は少ないのは事実。その苦労を背負うのが”いつ”で、”誰と”なのかが重要である。十分に力が備わっていない人(子供)が重荷を背負わされると無理が生じるという事なのだろう。2021/11/10

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