内容説明
子どもや若者が愛や性を学ぶことは、自分の命を考え、自分を好きになり「生きる力」につながる。障がいのある若者のセクシュアリティを多様性、権利、国際動向など多岐に紹介。医学的見地から「からだやこころの変化」その役割と仕組み、多様な開発教材とアニメーションの使い方、教育・福祉現場からの実践事例から学ぶ。
目次
1 障がいのある若者のセクシュアリティ(ジェンダー・セクシュアリティの多様性;「コロナ危機」の中でこそ「ふれあい」の文化をていねいに育もう ほか)
2 思春期のこころとからだの変化(性って何だろう?;妊娠と出産 ほか)
3 「教材」を使った学びの実践 誰にでもわかりやすく「思春期の学び」を伝えるために(学びの必要性;さまざまな教材―紹介と使い方の例、その効果 ほか)
4 学校や事業所での実践レポート(知的障害特別支援学級/性と生の学びの教育実践;放課後等デイサービス/はじめてきいたからだのはなし ほか)
著者等紹介
木全和巳[キマタカズミ]
日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科教授。専門は、ジェンダー、ナラティブ、エンパワメントを志向したソーシャルワーク。しょうがいのある子どもから青年までの性と生も含めた生活の中の学びと支援
伊藤加奈子[イトウカナコ]
ココカラウィメンズクリニック院長・特定非営利活動法人ウーマンリビングサポート代表理事・特定非営利活動法人法人全国子ども福祉センター理事・一般社団法人子ども若者支援センター副理事。クリニックでの思春期相談では、子どもたちの心と体の悩みに耳を傾け、年間を通じて中学・高校などで性教育の講演を行っている。DV、虐待、性暴力などさまざまな社会問題の啓発や支援にも精力を注ぎ、診療の合間に各地で講演活動を行っている
伊藤修毅[イトウナオキ]
日本福祉大学教育・心理学部子ども発達学科准教授。専門は、障害児・者の青年期教育・セクシュアリティ教育
田中弘美[タナカヒロミ]
国家資格2級キャリアコンサルティング技能士。特定非営利活動法人子ども&まちネット副理事長。障がいのある子どもの父母のネットワーク愛知代表。キャリアコンサルタントとして、ニート・フリーター状態にある若者の就労支援、また、名古屋市立の高等学校・特別支援学校にキャリアコンサルタントを配置する「ナゴヤ子ども人生応援サポーター事業」の事業アドバイザーとして、子ども若者へのキャリア形成支援をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。