内容説明
ユーモアにつつまれた即興活動のなかで、障害のある子どもたちは新しい自分に出会い、発達していきます。スキルトレーニングとはひと味違う新しい特別支援教育を体感したいみなさん、必読です!
目次
1 障害のある青年とともにつくる体験新喜劇(ミニミニ体験新喜劇「犯人の説得」(作・砂川一茂 脚色・みんな)
砂川流「体験新喜劇」とは? ほか)
2 ユーモアと遊び心から生まれる創造と表現(「飛んで仮名文」の起源;イチゴママ(一期侭)塾に集う若者たち ほか)
3 即興パフォーマンスと発達(パフォーマンス心理学の視点;パフォーマンスのパワー ほか)
4 ユーモアと即興が生み出す障害児の創造的発達―特別支援教育の新しいかたち(わが国における特別支援教育の特徴;砂川・村上実践:特別支援教育へのツッコミ ほか)
著者等紹介
赤木和重[アカギカズシゲ]
1975年奈良県生まれ。京都大学教育学部卒業。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。専門は発達心理学
砂川一茂[スナガワカズシゲ]
関西大学社会学部卒業。放送作家。テレビやラジオ番組の構成と並行し、舞台喜劇の作・演出を数多く手掛ける。ライフワークとして年齢・性別・国籍・障害のあるなしを問わず完全バリアフリーでの「体験新喜劇」の普及に努める
岡崎香奈[オカザキカナ]
福岡県生まれ。ニューヨーク大学大学院音楽療法学科博士課程修了。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。専門は即興音楽療法。日本臨床音楽療法学会理事、世界音楽療法連盟資格認定委員
村上公也[ムラカミキミヤ]
京都教育大学美術科卒業、京都教育大学特別専攻科卒業、京都市立小学校特別支援学級(育成学級)を31年間担任、2009年3月退職。ワイワイクラブバンド代表、行動美術協会会員。現在、京都市内の特別支援学校、支援学級への指導・助言活動を行っている
麻生武[アサオタケシ]
1949年兵庫県生まれ。京都大学理学部・教育学部卒業。奈良女子大学名誉教授。現在、奈良女子大学特任教授。専門は発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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