内容説明
18年前の阪神・淡路大震災の被災地では、いまなお「復興災害」が進行している。被災者の生活・住宅再建、人間復興のためには何が必要なのかを比較しつつ、東日本の被災地復興への論点とメッセージをおくる。
目次
1 総論―復興の正義と倫理(東日本大震災の復興一年半;原発事故と福島の再生 ほか)
2 原発災害(戻り始めた住民たち―原発30キロ圏、福島・川内村の挑戦;原発災害と復興まちづくりの課題 ほか)
3 復旧・復興の現状と課題(除染、ガレキ・廃棄物処理、アスベスト;住まい ほか)
4 被災者支援策の現状と課題(被災者支援の法制度;災害関連死 ほか)
5 阪神・淡路大震災の“復興災害”(「借上公営住宅」問題;新長田駅南地区再開発 ほか)
著者等紹介
塩崎賢明[シオザキヨシミツ]
1947年川崎市生まれ。京都大学大学院工学研究科修了(建築学専攻)、工学博士。現在、立命館大学政策科学部教授・神戸大学名誉教授、兵庫県震災復興研究センター代表理事、専門は都市計画・住宅政策
西川榮一[ニシカワエイイチ]
1940年大阪市生まれ。大阪大学工学部卒、工学博士。神戸商船大学名誉教授、兵庫県震災復興研究センター代表理事、専門は交通機関・環境工学
出口俊一[デグチトシカズ]
1948年尼崎市生まれ。関西大学法学部法律学科卒。公立学校教員、立命館大学講師を経て現在、兵庫県震災復興研究センター事務局長、関西学院大学災害復興制度研究所研究員、阪南大学講師、神戸松蔭女子学院大学講師。専門は人権教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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