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内容説明
子ども自身がこうなりたいと思ったときからふくらみはじめる発達の芽を見逃さず、よりそい、花咲かそう。制度改革のなかで、確実に発展を続ける発達保障の歴史を学び、より豊かな歩みをすすめよう。
目次
1 子どもたちの発達を保障する(私と子どもたち;誰にでもある発達の可能性;子どもたちが豊かに育つ生活を保障して)
2 長い単位でとらえた発達保障運動の発展(一〇年のスパンで考える発達保障の歴史;「障害」のとらえ方の意識変革;障害のある人たちが人と人をつなぐ;しんどさを共に乗り越えるネットワークづくり)
3 障害乳幼児の療育システムを築くために(すべての自治体に療育の場を設置することをめざして;子育てに喜びを感じうる地域に)
著者等紹介
近藤直子[コンドウナオコ]
日本福祉大学子ども発達学部教授・副学長。全国発達支援通園事業連絡協議会会長。全国障害者問題研究会愛知支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chietaro
1
子どものできないところを突くのではなく、背景にあるチャレンジしたいという気持ちをくみ取る力が大人に求められていると感じました。2016/01/19
akagiteaching
1
とっても面白く読んだ。とくに第1部は保育の授業で紹介し,発展させたい(保育の授業持ってないけど)。「できない」行動を直線的にできるようにさせることが保育ではない。「できない」行動の裏にある意味を汲み取り,その意味を膨らませながら子ども自身ができるようになっていくプロセスを支えるのが保育。そのことを「スリッパぬぎちらかし」「椅子に座らない」子どもへの実践を通して伝えている。ただ,本のタイトル,これではわかりにくいかも(読めばわかるけど)。2013/01/19