内容説明
多様な引き出しをもつ「素人(サポーター)」集団が緊密に連携、働けない若者を働く若者に変える!若者に寄り添う伴走型支援のノウハウをすべて明らかに―セミナー修了者・就労体験先のインタビューを収録。
目次
REPORT フリーライターが見た青少年就労支援ネットワーク静岡 「静岡方式」の利点
01 静岡方式のノウハウ
02 OBインタビュー
03 若者とともに悩み、支える
04 就労体験先
05 「静岡方式」を取り入れた秋田県の試み
静岡方式の実際
著者等紹介
津富宏[ツトミヒロシ]
少年院教官としての法務省勤務を経て、静岡県立大学国際関係学部准教授。NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡理事長。専門分野は、犯罪学、評価研究、青少年の社会参加支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Glitter
1
こういうのもあるのか!というのが正直な感想。 就労できない若者を地域のおじさんが世話を焼いて就職に結びつける。 これでうまくいく人は短期間で立ち直れるのだから万々歳だ。 ボランティアスタッフである「サポーター」に支援方法のすべてを委ねるという方式はボランティアの士気を保つのに非常に有用だと思う。 この方式は危険性も当然あるだろう。 サポーターは専門家でもなければ福祉教育も受けていない。 しかし、この試みを否定しようという気にはならない。 この方式に合わない人たちが選択可能な受け皿があればいいのだ。2020/03/10
井上岳一
0
少年院で働いていた津富宏氏が静岡で築き上げた完全ボランティアによる就労支援の仕組み。「地域は資源のオアシス」という考え方は目から鱗。ボランティアとして支えるのはシニア。シニアの生きがい創造策としても参考になる。ただ、ここまでやってもなかなか仕事は続かないという現実に、今の職業問題の根の深さを痛感させられるのも事実。2012/10/01
もっさん
0
それぞれボランティアたちが勝手にやりはじめるからこそ長続きするのだろう。 組織の在り方としても参考になった。2012/08/19
ぼんのくぼ
0
この方式が日本各地に広がったらすごいことに!2011/12/08
おのの
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拠点を持たない併走型による若者の就労(就職でないところがミソ)支援の一つの在り方を実現している「静岡方式」。参考にすべき点は多い。2011/12/05
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