内容説明
自分なら、してほしくないことだけはするまいと決め、子どものこころの動く瞬間を待つ―生徒との出会い、教師や親との取り組みから見えた養護教諭の専門性・役割とは。「子どもに寄り添う」とはどう接すること?そのヒントがいっぱい。
目次
生徒との出会い(悲しい別れ;失敗の連続 ほか)
保護者との出会い(精神科への受診を勧めるとき;不登校の子どもをもつ親との出会い ほか)
私の養護教諭論―三八年の体験からの私見(養護教諭としてスタートした頃の体験;他の先生方から養護教諭に求められていること ほか)
私を育ててくれた体験(教育実習;サッカー部顧問の体験から ほか)
特別支援教育と出会う(「特別でない特別支援教育」への挑戦;寄せられた質問に答えて ほか)
著者等紹介
佐藤友子[サトウトモコ]
1970年、京都府北桑田高等学校へ養護教諭として勤務。その後、京都府立綾部高等学校、京都府立山城高等学校、京都府立北陵高等学校、京都府立嵯峨野高等学校を経て、京都府立朱雀高等学校。2008年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akagiteaching
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7月に著者をお呼びした勉強会(高校における特別支援教育)をする。その関係で手にとる。著者の生徒に対する優しいまなざしとともに,「基準」が明確にあることに驚いた。生徒への接し方,保護者への受診のすすめかた,学校とはなにか,連携のありかた,など明確に書かれていた。だからエピソードをもとにしているのだけれども,どれも一貫して読みやすく,勉強になった。 この基準の明確さは,養護教諭という立ち位置が影響しているのだろう。仕事が明確になっていなかったり,1人職場だから学校や校長などの文脈に左右される。だからこそ,その2013/04/04
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