内容説明
ろう者の手話は、映像が基になっていることは意外に知られていない。その映像はテレビのようにどんどん切り替わり、話し手から見えるもの。あわせて「なりきる」「伝える気持ち」があれば、手話は格段に上達する―目からウロコの手話表現のコツとポイントを学ぶ。
目次
ろう者と聴者の手話は根本的にちがう
ろう者には映像が見える
ろう者の母語は手話
映像とは、どんなもの?
手話エリアと映像エリア
視線が大事
複数のカメラの切り換え
なりきる
手話の単語と映像
指文字と映像
語順と表情について
映像を意識する
伝える気持ち
ろう教育と手話
著者等紹介
長谷川達也[ハセガワタツヤ]
1949年生まれ。新潟県新発田市在住。全国手話通訳問題研究会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニャンtel inside
1
本当に目からウロコがボロボロ落ちました。という位情報量の多い本です。でも論文みたいに堅い文章ではないので、スッと頭に入ってきました。読んだ後、読み取り時の見方が変わった気がします。(読み取り力がupしたわけではない)ちなみに自分は、『何?』という単語を教わって2年後に、疑問文には表情をつけることを知りました。なんでセットで教えないんですかねぇ?あと、CLやNMSを教わる頃になるとイメージを持つことを強く言われますが、映像の解説をしたら解りやすいと思うのですが…。2019/09/17
ドシル
0
全通研の研究誌に掲載されていたものがまとめられている。
尾原道場
0
長谷川先生の講演会で購入しサインいただき写真もとりました。http://oharadojyo.rakurakuhp.net/i_603248,p_3.htm ろう者が、四季を手話でやると春夏秋冬と映像が移り変わるそうで驚きです。2011/03/09