写真と文によるヴィクトリア朝ロンドンの街頭生活

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784863401945
  • NDC分類 233.3
  • Cコード C0098

目次

ロンドン流浪民
辻馬車御者
コヴェント・ガーデンの花売り女
ウェストミンスター地区の新兵徴募軍曹
ランベス地区は水浸し
街の消毒隊
街の素人医者
街頭広告
クラッパム・コモンの商売人たち
道化の“編み助”〔ほか〕

著者等紹介

梅宮創造[ウメミヤソウゾウ]
早稲田大学文学学術院・教授、英文学。数年前に有志を集めて「文学倶楽部」を結成し、爾来、アカデミズムの深みにはまらぬ新しい文学の可能性を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フリスビー

20
★★★☆☆写真の現像という技術が実現したのは、1830~40年代と言うことであるから、ここに収められた写真の数々は、その最初期のものとなり、それだけでも貴重です。それに加え、著者の生々しい文章が当時のロンドンという怪物をリアルに描写していて臨場感がありますね。ホームズの時代と言うことで、馬車の写真ばかりかと思っていましたが、意外に靴磨き、魚屋、花売り女など多種多様な人々が等身大で存在していて、かえって現代人より身近に感じるくらいです。元祖ロンドンブーツが見られたのも嬉しく、英国好きにはお薦めの一冊です。2015/04/13

花林糖

16
1876年-1877年に11回の分冊で刊行された本。ヴィクトリア朝ロンドンの下層階級である街頭生活者を写真と共に紹介している。リアルな写真と文章が素晴らしく、読み応えのある一冊。板男(サンドイッチ・マン)の身分の低さと扱われ方にビックリ。表紙写真は「這いずり人」。2016/10/03

ゆき

5
写真が面白かった。いいねー。雑多な町並みがいい。2015/09/09

timeturner

4
メイヒュー等先駆者との違いをつけるために、当時はまだ貴重だった写真を前面に出したのはよいが、その割に写真が少ない、そのうえ文章が洒脱を気どって貧者を揶揄する上から目線なのが鼻につく。2018/07/06

JH

1
ホームズ等の小説や、そのドラマや映画でしか見ることのないヴィクトリア朝のロンドン。その時代の本物の写真を載せながら、ホームズ等の生活とは正反対の、当時の下層階級の生活を紹介している。この時代は大英帝国最盛期であり、かの有名な切り裂きジャックもうろついていたのだと思うと、何となくゾクゾクしてしまう。生活は厳しかっただろうが、日本の明治時代のような発展期のダイナミックさを写真からでも感じることが出来る。2015/06/22

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