目次
社会学(ゲオルク・ジンメル―孤独が生んだまなざし;アービング・ゴフマン―英国最北端の島でかれが見たもの;リン・ロフランド―ストレンジャーとしての都会人 ほか)
社会福祉学(森幹郎―政策老年学の提唱者;外山義―高齢者施設を「施設」から「住まい」へと発想転換;ロバート・バトラー―「エイジズム(年齢差別)」という新語の生みの親 ほか)
教育学・心理学・図書館情報学(J.J.ルソー―理想社会の実現を教育にたくす;アレクサンダー・S.ニイル―「学校を子どもに合わせる!」;ポール・ラングラン―生涯学習への時代をひらく ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
「興味深いことには、一瞬まなざしを投げかけあった二人は、次の瞬間、あたかも車がライトを下に向けるように、目を伏せる。つまりアイコンタクトは一瞬にして終るのである。なぜなのだろうか。実は、儀礼的無関心という概念登場の30年も前に、このことに考察加えた社会学者がいた、ゲオルク・ジンメルである。かれは言う。「相手のことを知ろうとする自分のまなざしが、それ自体、何かを相手に語ってしまう、ということによって、アイコンタクトは抑制されることになる。…まなざしは、何かを与えずに何かを得ることはできないのである。」」2016/09/24