内容説明
二〇〇八年に国家破産して史上最悪のハイパーインフレに突入したジンバブエ、一〇〇兆ジンバブエドルまで印刷せざるを得なかったこの国をついに現地取材。いよいよ日本も同国と同じレベルの借金比率に到達(GDP比二一八%)。本書は、日本で将来起きることを警告する衝撃の書である。
目次
プロローグ 財政破綻の末に何が起きるのか!?―海外から見える“日本の危機的現状”
第1章 国家破産で破滅したジンバブエ―人々の何もかもを奪ってしまった(ジンバブエがハイパーインフレに陥るまで;ハイパーインフレの破壊力;その時、市民生活に何が起きるか;自分の預金が下ろせない ほか)
第2章 衝撃のギリシャレポート―神々の国の悲劇(今、まさに危機に直面している国の現状;「破綻寸前国家」で起きた悲劇;アテネ市内、廃れゆく街の光景;間違った政治と楽園経済の油断 ほか)
エピローグ 国家破産時代に備えるために―ジンバブエ、ギリシャからの教訓
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京株式市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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