目次
第1部 「霞堤」論―その機能、配置と治水論の展開(「霞堤」をめぐって;近世における治水論と治水技術の展開)
第2部 豊川「霞堤」をめぐる歴史地理学的展開研究(豊川下流域における霞堤の成立条件とその展開;近世の豊川下流域における霞堤配置の復元;元禄期「本野ヶ原入会争論裁許図」の景観から読める村落の入会関係と豊川「下郷」の村落 ほか)
第3部 “特論”松原用水(450年の歴史を刻んだ松原用水(東三河)の歴史地理学的研究―世界かんがい施設遺産への登録を記念して)
著者等紹介
藤田佳久[フジタヨシヒサ]
1940年愛知県生まれ。愛知大学名誉教授、理学博士、地理学。元愛知大学東亜同文書院大学記念センター長。日本沙漠緑化実践協会会長(内モンゴルに400万本植林中)ほか、地域の各種委員会長など。日本地理学会、歴史地理学会、経済地理学会の各名誉会員、日本地理学会および歴史地理学会より学会賞受賞。国土交通省河川功労賞(2017年)、東亜同文書院記念賞(2回)。主な研究分野は山地山村林業の総合的研究、霞堤など水害史および地震史の研究、地域システム研究、三遠南信の地域研究、タクラマカン砂漠地域の研究、イギリスおよびイングリッシュ・ガーデン史の研究、東亜同文書院と中国研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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