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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ~@豆板醤
35
なんだか不思議な本。日常を違う角度から眺め新しい発見をしてみる方法が紹介されていて、楽しい気分になれるしちょっとした遊び心も刺激される。何のためにと聞かれても説明は出来ないけど、こういうものの見方もできた方が面白く生きられると思う。プーさんのゆるーい思いつきに近いテンションかも。「デタラメに電話をかける」とか、小さい頃やってたなー(笑)「ヒマをつぶす必要などない。ヒマは勝手につぶれていくのだから」「あなたは現在という細切れの時間の端っこに、どうにか乗っているにすぎない」2016/12/25
kiisuke
35
大人になるにつれて全てのことを『こうでなければ…』『常識では…』と凝り固まって考えてしまっている気がする。そして一歩を踏み出せずにいるとしたら?そんなつまらない捉われから解放されるための101通りの最初の小さな一歩。真面目なんだか冗談なんだか、何だかとても微笑ましいプチプチ哲学の本でした。このなんとも憎めない理論にぴったりの少々間の抜けた感じの挿絵がまた堪りません。いいなぁ。実践まではしなくても読み物としてだけでも充分愉しめそうです。私は…せっかくなので幾つか実践したい。勇気をもって。(笑)2015/06/09
ほほほ
26
「子どもから大人まで楽しめる、カンタン哲学」黄色い表紙と長崎訓子さんのイラストに惹かれて購入。日常生活のごくごく普通の習慣や仕草を少しだけズラしたり変えたりして、ものの見方を変えてみようというような本。見開き1ページ、101個のアイデア、ちょっとしたイラスト付き。哲学的だけど気軽でおちゃめな言い回しがお洒落な感じで、いかにもフランスっぽい。自分とか存在とか時間とか世界とか、いつもじゃなくて時々だけど敢えて考えてみたくなることがある方におすすめです。日常生活に行き詰まってる人はなにかヒントが得られるかも。2014/11/18
ジョニーウォーカー
20
仕事でいいアイデアが思いつかないとき、帰り道に別のルートを選んでみたり、はじめての喫茶店に入ってみたりする。いつもとは違う体験をすることで、物事の見方や発想の転換を図っているのだが、これが意外に効果がある。本書で紹介されている101の方法にも、そんな普段の生活で気軽に実行できそうな“思考のスイッチ”がもりだくさん。例えば「真昼に映画館から外へ出る」などは、自分もよくやる方法なのでかなりおすすめです。また、単に発想の転換法のみ(解説文なし)を知りたい人には、日比野克彦氏の『100の指令』がおすすめ。2010/08/15
魚京童!
16
やる必要はない。でも考えるだけで楽しい。想像力は無限大だ。そういうものだと思う。それを考えるヒントになる。思考の幅を押し広げてくれるのは読書だから。哲学だから。くだらないことをくだらないといえるのはsfだから。もう少し真面目な時期に読みたかった。2019/01/19