文春文庫 人情話松太郎

高峰秀子

文藝春秋（2004/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 209p／高さ 16cm
• 商品コード 9784167587086
• NDC分類 914.6
• Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[kinupon]

デコちゃんの人となりや、川口松太郎と言う人がよくわかるエッセイだと思います。

2017/07/12

[あじ]

平成骨粗しょう症の私め、昭和の骨格標本を前に嬉しい“悲鳴”を上げる。川口松太郎と高峰秀子、骨密度高い太い呼吸の掛け合い。◆昭和文豪、芸術家たちとリアルで交流があったお二方なので………貴重な話に興奮。★４／５

2018/08/24

[定年（還暦）の雨巫女。]

《私‐図書館》川口松太郎さんのことを交流のあった高峰さんが、書いた本。学生時代、川口さんが、奥さんのことを書いた本を思い出しました。

2012/05/16

[オールド・ボリシェビク]

高峰秀子、「エッセイスト」も自認するだけあって、文章がうまい。作家・川口松太郎に聞き書きしつつ、その人間像を浮き上がらせる。その時代はまだ、文学に力があって、川口松太郎は高額所得者リストに載るほどの人気があったという。妻以外に恋人が3人いて、全員に家を建ててやった。剛毅な話だぜ。梅原龍三郎の絵画もたくさん所有していたという。しかし、愛妻・三益愛子を失ってからの萎んでいくような姿は見ていて辛い。川口松太郎、山本周五郎より年上だったことを再発見して驚いたことも付け加えておく。

2025/09/24

[motoroid]

女優・高峰秀子による作家・川口松太郎への聞き書き集。読んでいて背筋がぴんと伸びる本。江戸前の粋や大人の振る舞いとは何かが良く分かった。

2010/05/22