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内容説明
アフリカ西海岸、トーゴ共和国―幸せだった少女ファウジーヤの人生は、愛する父の死によって一変した。“カキア”と呼ばれる部族の秘儀から逃れた彼女は、亡命を望んで、単身アメリカに渡る。しかし、そこで彼女を待ち受けていたのは、悪夢のような監獄での生活だった。女性性器切除(FGM)を拒否して母国を捨てたファウジーヤは、異国の地で幾多の迫害や苦痛を乗り越えて、自由を勝ち取るために闘っていく。波乱に満ちたその体験を、自らの言葉で語った渾身のノンフィクション。
目次
監獄のなか
懐かしき故郷パリメ
愛する両親
カシンジャ一家の幸福な日々
父のお気に入り
大切なもの、それは家族と信仰
よきイスラムの娘
姉の婚礼
不和
悲劇
悪夢のはじまり
突然の結婚式
逃亡
ひとりぼっちのドイツ
ドイツからアメリカへ
わたしの恩人
アメリカ入国審査
エスモア強制収容所
ボウマン弁護士
収容所の仲間たち
著者等紹介
カシンジャ,ファウジーヤ[カシンジャ,ファウジーヤ][Kassindja,Fauziya]
1977年、西アフリカのトーゴ共和国に生まれる。部族の習慣である一夫多妻制と女性性器切除に抵抗して国外逃亡。アメリカに渡るが、16か月に及ぶ拘禁生活を余儀なくされる。96年6月に命亡が認められ、現在はヴァージニア州アレクサンドリア、およびニューヨーク市マンハッタンに在住
バッシャー,レイリ・ミラー[バッシャー,レイリミラー][Bashir,Layli Miller]
1972年、ジョージア州アトランタ生まれ。ロー・スクール在学中にファウジーヤを知り、その弁護、救援活動に携わる。現在はワシントンDCで弁護士活動を行うかたわら、タヒレイ・ジャスティス・センターの開設者として、女性の人権擁護促進と、移民女性の保護に尽力している。ヴァージニア州在住
大野晶子[オオノアキコ]
成城大学文芸学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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