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若草物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784863323735
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

南北戦争時代のアメリカ。しとやかなメグ、跳ねっかえりのジョー、引っ込み思案のベス、おしゃまなエイミーのマーチ家四姉妹は、父の留守をあずかることに。信心深い母の教えのもと、少女たちは清く正しい“小さな貴婦人たち”として家を守るべく奮闘をはじめる。ときには喧嘩したり、羽目をはずしたり、なまけ心に負けたり、貧しさを嘆いたりしながらも、愛にあふれた毎日を過ごしていた。だが、戦地の父が病に倒れ、一家には暗雲がたちこめはじめる―いつの時代にも忘れてはいけない女の子の心得が四姉妹の春夏秋冬を通して再発見できる、新訳“おとなの少女文学”シリーズ第3弾。

著者等紹介

オルコット,L.M.[オルコット,L.M.][Alcott,L.M.]
1832年、ペンシルヴェニア州にて誕生。超絶主義者として有名な教育者、エイモス・ブロンソン・オルコットを父にもつ。幼少期からその思想運動に多大なる影響を受け、神への信仰を忘れず、女性や奴隷など弱い立場に立つ人々に救いの手をさしのべる女性へと成長した。一家の貧困のために、作家、家庭教師、お針子など、多種多様な職業につき、ワシントンの病院で看護師として働いた経験は、のちに新聞に掲載された『病院スケッチ』という作品にも活かされている。別の筆名が大人向けのラブ・ロマンスも多く発表していたが、36歳の時に自らと姉妹をモデルにした自伝的作品『若草物語』を発表するや、少女たちの圧倒的な支持を受け、そののちは、児童向けの倫理的な小説を精力的に発表し続けた

松井里弥[マツイサトミ]
東京都出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

102
子供の頃、ハウス名作劇場で見ていた物語なので懐かしく読みました。大体の内容は知っていましたが、やはり4姉妹の愛と優しさに満ちた物語にほっこりさせられます。小さな貴婦人として家を守るべく奮闘する様子が愛らしい。女の子の心がギュッと詰まった4姉妹の四季折々の日々と成長物語はいつの時代も変わらぬ輝きを持っているものですね。この物語は第一部にあたり、まだ続きがあるのだそう。機会があれば更なる4姉妹の物語と出会えればいいなと思いました。2016/09/10

mimosa

19
クリスマスの時期になると読みたくなる本。小学生の時から何回読んだことか。4姉妹みんな個性がバラバラで、最初の台詞がそれをよく表しているなぁと思う。しとやかなメグ、引っ込み思案のベス、おしゃまなエイミー、みんな好きだけど、跳ねっ返りのジョーがやっぱり一番好き!"どったんばったんのジョー"とか、訳が可愛らしくて読みやすいのもいい。自分はもうアラサーなので、"小さな貴婦人"って年ではないけど、4姉妹やマーチ夫人、ローリーのように生きていけたらいいなぁ。2019/12/25

ちどり

13
大まかな内容は知っていたのでスラスラ読め、若き4姉妹の愛おしい物語でした。驚いたのがこの作品が4部あるシリーズものとは全く知らなく、自分の知っている話はこの第一部の物語だけなので、4姉妹の次なる物語が気になりワクワクしながら、訳者あとがきを読んだら、衝撃的な一文を読んでしまい唖然としました「いくら古典的作品とはいえ、あとがきでのネタばらしは私の信条に反します…ただ、第三部ではジョー(次女)は学校を開き…ファッ!?!思いっきりネタバレ書いてるし!古典でも自分そんな事実知らないよ!(ネタバレショック)2015/04/06

伊瀬有佐

4
『若草物語』は『ガラスの仮面』で聞いたことあるくらい……。マーチ夫人が偉大すぎる。少女文学は、全てがハッピーエンドになるのね……個人的に、22章で終わっていてもよかったけども。続編あるのか。第一部と第二部でセットみたいだけど、これだけで良いかな。2013/05/12

ごま麦茶

3
おとなの少女文学シリーズ3冊目。小さい頃に絵本で読んだ?ガラスの仮面にでてきた?くらいの覚えで、ちゃんと読むのは初めて。4姉妹それぞれ個性的で、可愛らしい。ジョーやエイミーが母さまから癇癪のことや小さな志についてのお話をされるところは、自分もこんなふうに気をつけたいなと身に染みました。素敵な家族のお話。そして若草物語に続編があるのは知らなかった!その後の4姉妹、ちょっぴり読んでみたい。2023/02/03

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