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内容説明
人間だったときの記憶はおぼろげだ。覚えているのは“あの女”に吸血鬼にされたときの燃えるような痛みだけ―。ヴァンパイアに転生して待っていたのは、血に飢え、仲間も信じられず、ただ獲物をむさぼるだけの日々。でもディエゴと出会ってあたしは初めて知った。吸血鬼同士のキス、太陽にあたっても死なないこと。だが幸せな時間もつかのま、なわばりを狙っているという“黄眼”のやつらとの戦いが迫る。戦いの報酬は、甘い香りの人間の少女…。ひとりのヴァンパイアの切ない運命を描いたベストセラー・シリーズ外伝。
著者等紹介
メイヤー,ステファニー[メイヤー,ステファニー][Meyer,Stephenie]
ブリガムヤング大学で文学を学んだのち、作家に。デビュー作の『トワイライト』シリーズが世界で1億部を突破する超ベストセラーとなり、映画化もされた。アリゾナ州フェニックス近郊に夫と三人の息子と暮らす
小原亜美[オバラアミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
82
「トワイライトⅢ下」でジェーン達によって殺された新生者ブリーの物語。本編で明かされなかった新生者目線での彼らの世界。仲間を疑い、喉の渇きがすぐ訪れ、生きていく為に息をひそめながら孤独に闘う中、やっと手に入れた愛する者の行方に打ちひしがれたビリー。絶望の中、カーライル達からの救いの手があったにも関わらず殺される運命と知りながら読み進めるのが辛かった。新生し、再び得た命だというのになんて切ない運命なんだろう。だからこそ「どんな小さな者の視点でもそこには意味がある」という作者の思いを充分に感じ取ることができた。2015/01/10
扉のこちら側
32
初読。本編3巻であっという間に殺されてしまうブリーの、転生後の生活から死までを辿る物語。完全な脇役と思っていた彼女に、こんな隠された物語があったとは。2010/10/30
Masako Karasawa
21
違う視点から見たらこんなことも起ってたんだなぁーって思った(-_-;)ブリーがかわいそうでならなかった(/_;)
扉のこちら側
18
再読。2013/09/23
ダージリン
17
これを読んで新生者のイメージが変わりました。切ないけど悲惨ではなく、ほのかな恋が描かれていました。欲が出て、できればカーライル目線の全員の出会いの物語とか読みたいな~と熱望します!(大変だろうな、時代考証とか・・・笑)2011/01/05




