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内容説明
21歳の誕生日を迎えた朝、その日も“呼びだし”はあった。ギャビイは神に選ばれし使徒として、悪と戦う使命を負い、恋も知らず孤独に生きてきた。“呼びだし”にともなう強烈な痛みは、彼女が神の示す悪人を見つけ、その命を奪うまでつづく。可能なときに眠り、思いだしては食べ、呼びだされたときに戦い、指令をうけて抹殺する。そして、時間が許すときに漫画を描く―これがギャビイの生活だった。自らの経験を脚色し描いた作品が評判を呼んでも正体を隠し、人知れず暮らす。うまくやっていたのだ、この日までは。彼女の悪態や拳にひるむことなく歩み寄る、美しいオーラをもつ刑事と出会うまでは…人気作家の新境地。
著者等紹介
フォスター,L.L.[フォスター,L.L.][Foster,L.L.]
アメリカのベストセラー作家ローリ・フォスターの別名義。1996年にはじめてハーレクインより作品を発表して以来、これまで40点以上のロマンス小説を上梓している
上野元美[ウエノモトミ]
三重県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
12
光の使者ギャビイ・コーディ三部作1作目。ギャビイは身体に走る苦痛を道しるべに悪人を殺しながら、覆面漫画家として自分の使命を描いた人気漫画で生計を立てていた。ある日、ターゲットを探している最中にルーサー刑事と出会って時間を食ったものの何とか使命を達成する。直後、悪の匂いをさせる何者かの気配を感じるが…。神に導かれているといっても他人の目にはただの人殺しにしか映らない孤独なダークヒロイン・ギャビイ。人を寄せ付けない野良猫のようなギャビイに惚れちゃったルーサー刑事の奮闘にニヤニヤしっぱなし。面白かった。2021/03/24
momo
7
主人公のギャビィが口が悪いし、すぐに手が出る、なかなか楽しいヒロインで、読んでいくうちにどんどん好きになって、可愛いくなっちゃって、あっという間に読み終わってしまいました。与えられた使命は厳しいものでも、彼女の優しさに気づいてお友達もできそうで、1人じゃなくなるのかな〜、と続きが楽しみです2019/08/25
すっちゃん
4
夜読み始めたら結構グロテスク。夢に出てきそうで、気持ち悪くなって一旦断念。後半、少々空気が変わってきたので、次巻を読もうという気持ちが芽生えた。一種のパラなので、“呼び出し“やら、“痛み“やらは分かるんだけど、ヒロインギャビィが、今に至る経緯がもうちょい欲しかった。無知なギャビィに実地指導の件は珍しいので、面白かった。ルーサーとの今後が楽しみ。2020/05/11
ひまわり
4
一応パラになるのかと。神から使命を受けて悪人を人知れず処刑してるダークなヒロインです。戦闘時は無敵なのに孤独で幼くヒーローに性教育受けたりギャップがすごかった。ずっと1人だったギャビイに友人ができ恋人未満のヒーローと出会ってこれからどう物語が動くのかな。2014/07/15
ショコラテ
4
原文が拙いのか訳が拙いのか、地の文に魅力がなく、そのために物語に入り込みにくい。特に掴みの部分が淡々としていて読むのが苦痛だったので、初っ端は少し派手なシーンを持ってきても良かったのでは。似たタイプのダークヒロインものは良い作品がたくさんあるので、このままだと差別化は難しそう。2011/01/23
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