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内容説明
晴れて妖精国の正式の王女にして、王位継承者のひとりと認められたメリー。しかし、宮廷での暮らしを選ばず、綺羅星のごとき近衛兵たちと、ロサンジェルスでの生活を続けていた。もうひとりの王位継承者、ケル王子一味に執拗に命を狙われながらも探偵事務所での仕事に復帰したメリーに、ある日変わった依頼人が訪れる。それは百年前に宮廷を追われ、今はハリウッドの女神として君臨している美貌の女優メーヴからの使者だった。謎めいた呼び出しにただならぬ秘密のにおいを感じたメリーは、メーヴの屋敷に向かうのだが、そこで聞かされたのは…。好評シリーズ待望の第2弾。
著者等紹介
ハミルトン,ローレル・K.[ハミルトン,ローレルK.][Hamilton,Laurell K.]
アメリカ・アーカンソー生まれ。大学で文学と生物学を学び、動物保護施設でボランティア活動をしながら執筆活動を続け、1994年アニタ・ブレイク・シリーズ第1巻『十字の刻印を持つふたり』(ヴィレッジブックス)でデビューを果たす。ヴァンパイア・ハンター、アニタ・ブレイクをヒロインとしたこのシリーズはたちまち大人気となり、最新作がでるたび、主な雑誌や書店のベストセラーリストを賑わせている。現在はミズーリ州在住
阿尾正子[アオマサコ]
横浜生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seri
23
シリーズ2作目。1作目よりもエグい描写は控えめ、ベッドシーンも控えめ…上巻だからかな。王配選びが本格化してくる中で一巻よりも精神的な繋がりが増してるメリーと近衛兵たちの関係に終始悶絶。特にドール!王配最有力候補はなんといっても彼でしょう。どこまで加点してくるつもりだ。メリー本人も口にしてますが、王配として生き残れるのはドールとフロスト、あとはリースくらいだろうし、このシリーズ先が気になって仕方ない。続きを切に願います。特殊用語の多い原文訳すのはちょっと荷が重そう。2017/05/24
mayuri(Toli)
8
やっぱりこのシリーズは面白いです。読みだしたら止まらない変な中毒性のようなものがある。女王の闇と呼ばれメリーの右腕的存在であるドール、メリーを心から愛しているフロスト、メリーをいつでも楽しませるリース、純粋なゲイレンに気弱なニッカ。それにゴブリンのキットー。相変わらず美形なんだか不気味なんだかわからないヒーローたちとメリーの関係は楽しく読み応えがあり、ベッドシーンが一巻に比べると格段に減ってその代わり近衛兵ひとりひとりとメリーの心理的な結びつきにスポットが当てられ、一巻とはまた違った読み応えがありました。2012/09/10
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
1
妖精王女第二弾。先に子どもが産まれた方が王位を継承するというルールに則り、命がけのハーレム生活を送る主人公。エロチックな場面はそれほど多くとなく、話の流れが途切れてしまうということもない。一気読みして下巻に。★★★★2013/10/16
punto
1
面白いんだけど、ちょっとお嘆美系。2011/02/05
かもめ
1
世界観や設定はおもしろい。キャラもそれぞれ魅力的。(ゴブリンもキットーもいい味をだしている) けど色っぽいシーンがかなり多くて、ちょっとうんざりした。話の腰を折られる感じ。それよりもストーリーを進めてくれよと思ってしまった。2012/06/26