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内容説明
ハロウィーンの夜に始まった連続殺人事件に、ついに幕切れの時が訪れる。バットマン、ジム・ゴードン、ハービー・デント、正義を誓い合った三人の男達を待ち受ける非情の運命。二つの顔を持つ男トゥーフェイスが誕生する時、長い長いハロウィーンに幕が下りる…。スタッフインタビュー、シリーズ企画書、カバーギャラリーなど、豪華特典を満載。
著者等紹介
ローブ,ジェフ[ローブ,ジェフ][Loeb,Jeph]
アイスナー賞を3回、ウィザードアワードを5回受賞したコミックライター。脚本家兼プロデューサーとして、映画やTVシリーズに関わってきた。ロサンジェルス在住
セイル,ティム[セイル,ティム][Sale,Tim]
南カリフォルニア在住のアーティスト。2006年にNBC‐TVの人気番組『HEROES/ヒーローズ』で劇中に登場する絵画の制作を手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
砂糖と塩
6
前編であるイヤーワンよりも娯楽性が強い感じでした。陰影の濃い絵柄はかっこよく、特にキャラの瞳が印象的(のっぺりしたカレンダーマン、オドオド神経質そうなギルダ、非情さと意志の強さが同居するファルコーネ、等々)。ミステリーとしては、伏線を手がかりに読者が推理していくタイプではなかったですねー。読み終わってからも、理詰めで考えるより、あれこれ想像を膨らませる方が楽しかった気がします。多分ですが、完璧な正解も存在しないのでは? そういう意味で、本格ミステリーより、良質サスペンス映画の方を連想させられました。2012/07/23
ポン・ザ・フラグメント
4
「アーカム・アサイラム」が行っちゃった側のバットマンだとすれば、これはまだかろうじてこっち側に踏みとどまっているバットマン。でも、ブルースが悪と戦うためにバットマンという選択をしたがゆえに、ゴッサムという町がブルース/バットマンに先んじてあちら側へ変容してしまう。リアルな悪であるギャングは棲み処を失い、バットマンとヴィランたちの狂気が夜ごとに悪という概念を巡って祝祭を繰り広げるようになる、その折り返し不可能の一年の物語。2018/03/15
NOB@つんどく
4
イヤーワンの直接的続編とも言える内容。とはいえイヤーワンのハードボイルド路線からはちょっと変わって、本作はかなりミステリより。読む前は「バットマンでミステリ?大丈夫かよ」と思っておりましたが、これがまた予想以上に面白くってビックリでした。最後は普通に「ええっ!」と思っちゃいましたよ。これはかなりオススメ2011/04/09
orio700
3
ヴィラン集合絵が格好良すぎる。その次のシーンでのギャップで二度おいしい。2012/02/07
たらこ
3
犯人は予想通りであり、予想外であった。サスペンスとしても秀逸であり、バットマンの相手が、一般的な悪(マフィア)から、超越した悪(スーパーヴィラン)になる過渡期をうまく描いている。2010/09/04