ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 490p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863320949
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

魔術師たちはナポレオンを撃退。魔法で活気づくイギリスに人外の存在がしのびよる…アメリカの書店員が選ぶ「ブックセンス・オブ・ザ・イヤー」圧倒的第1位!世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。

著者等紹介

クラーク,スザンナ[クラーク,スザンナ][Clarke,Susanna]
1959年、イギリス、ノッティンガムに生まれる。オックスフォード大学を卒業後、しばらくロンドンで出版の仕事につくが、そののちイタリアとスペインに二年ほど暮らし、英語を教えていた。スペインから戻り、出版の仕事をしながら『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』を書き始める。完成まで十年を要した力作は発表するや各方面からの絶賛を浴び、世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞、世界的なベストセラーとなった。現在は、ケンブリッジ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

134
最初の二人がまたきっかけとなり、ようやく二人の魔術師が揃う。ナポレオンとの戦いまでこのように扱う屁理屈的語りと展開。しかし、その苦笑を誘うストーリーが、たんだんと不気味なものになって来た。思えば冒頭から、禁じ手の魔術をノレル氏は使ってしまったわけだ。まさかいきなりとおどろいたものの、それもこの作品の滑稽さの中に紛れていたのだが、いよいよ悪魔が牙をむいてくる。いそいで最終巻へ。2017/04/11

まふ

101
ノレルは実践魔術の独占化を図り関連書物も買い占める。ジョナサンはロンドンに出てノレルの弟子になり実践魔術を習得するとともにスペイン戦線でウエリントン将軍のために様々な魔術を行い厚い信頼を得る。が、次第に栄誉を 独占したいノレルとの意見の対立が多くなり、ついに袂を分かつ。そしてノレル氏とは別の本の執筆を始める。が、妻のアラベラが…。第2巻に入り物語はダイナミックな動きとなり面白さグングン倍増で一気読みしてしまった。第3巻が楽しみである。2025/06/03

NAO

59
ジョナサン・ストレンジの一風変わった経歴が長々とつづられ、ようやくジョナサンとノレル氏が対面。ジョナサンはノレル氏の弟子となる。なんにせよ、とにかくくだくだと話が長い。その一方で闇の力のようなものがうごめいているのは分かるのだが、話がどこに向かっているのか、とにかく分かりづらい。もう少しすっきりできないものかと思う。2017/11/19

ヘラジカ

24
ジョナサン・ストレンジとノレル氏が出会ったことでようやく大きな動きを見せる物語。フランスとの一方的な魔術戦争、妖精の暗躍、大鴉の王が残した本の謎と、いくつもの魅力的な話が同時平行で語られる。皆に好かれる好青年ストレンジと、皆から疎まれる(利用している二人を除く)ノレル氏の対照的な描かれ方がユーモラスで大変面白い。作中での評判が微妙なノレル氏も、書籍への偏愛や無邪気な性格から読者にとっては魅力満点の存在である。2巻ではストレンジの活動が大半なのを残念に感じてしまう程だ。ノレル氏の活躍を期待して早速3巻へ。2017/04/10

橋川桂

9
一巻を読んでから間が空いてしまって、登場人物の相関図を思い出すのに苦労したけど、そこを過ぎると仮想19世紀史にすっと引き込まれる。ふたりの主人公がやっと出会って意気投合したかと思えば、魔術への考え方の違いからあっさり離別。コミカルに描かれていてなんか微笑ましい気にさせられるけど、ノレル、自分大好きすぎだろう。ちょこちょこ出てきては何やら画策しているらしいアザミの綿毛のような髪の紳士も、またコミカルに不穏で、彼の思惑に絡めとられるレディ・ポールやスティーブのこれからが気になるところ。2018/07/01

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