内容説明
終戦か滅亡か!?息を呑む舞台裏の駆け引き!「二・二六事件」時には岡田首相の秘書官として奇跡的な首相救出劇を果たし、「終戦」時には鈴木内閣の書記官長として「終戦の詔書」(玉音放送)を起草、昭和史の二大事件を中枢で体験した迫水久常。その証言を、迫水の最後の秘書であった著者が、「語り部」として今日に伝える。臨場感溢れるドキュメンタリー!
目次
序(中江克己の生い立ちと経歴;天皇陛下からお言葉を賜る)
前篇 二・二六事件の秘話(二・二六事件の序説;陸軍士官学校事件;永田軍務局長を斬殺した相沢事件 ほか)
後篇 終戦の真相(開戦前夜;天皇陛下のお気持ち;真珠湾攻撃による日米戦争の開戦 ほか)
むすび
著者等紹介
中江克己[ナカエカツミ]
昭和21年(1946)、山口県下関市生まれ。日本大学法学部在学中より、参議院議員迫水久常の書生として政治修業に励み、その後第二秘書となる。以後、越智通雄衆議院議員秘書、斎藤文夫参議院議員第二秘書、栗本慎一郎衆議院議員政策担当秘書、青木宏之衆議院議員政策担当秘書、米田建三衆議院議員政策担当秘書、東郷哲也衆議院議員秘書等を歴任し、45年間にわたり議員秘書として活動。現在、一般社団法人日本標識機構代表理事・公益社団法人国際経済交流協会監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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