内容説明
戦後日本の再生は、ここから始まる。中絶施設・二日市保養所は、忘却された「戦後史の穴」である。跡地に立つ「仁」の慰霊碑が、その記憶を静かに語る。満州などでの性暴行被害者数百人が、引揚げ港・博多近郊で治療を受けた。女性や孤児らを支えた献身的行為に光をあてた労作。インカ遺跡を発掘した文化人類学者・泉靖一を、「災害人類学」の先駆者として再評価する。
目次
第一章 「二日市」からの旅
第二章 二日市保養所の真実
第三章 証言と「問診日誌」
第四章 泉靖一という男
第五章 泉靖一の闘争
第六章 「聖福寮」の山本良健
第七章 石賀信子と保母たち
第八章 映像の力・上坪隆
第九章 次世代へ語り継ぐ
著者等紹介
下川正晴[シモカワマサハル]
1949年鹿児島県生まれ。大阪大学法学部卒、立教大学大学院博士課程前期(比較文明論)修了。毎日新聞西部本社、東京本社外信部、ソウル支局、バンコク支局、編集委員、論説委員等を歴任。韓国外国語大学言論情報学部客員教授、大分県立芸術文化短期大学教授(マスメディア論、現代韓国研究)。2015年春定年退職し、著述業。近現代日本史、韓国、台湾、映画を中心に取材中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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