内容説明
南島の豊かな世界が甦る。「ヤポネシア」という語の創出者・島尾敏雄の作品群を挟んで、海辺育ちの二人が時空を超えて語り合う。
目次
ハレの日の賑わい
声が伝える思いの深さ
『死の棘』の内側
海の声
ふるさとに住む、ふるさとを書く
男・女・夫婦
血肉としての信仰
書き残していること
著者等紹介
島尾ミホ[シマオミホ]
1919年、鹿児島県鹿児島市生まれ。1974年、『海辺の生と死』(創樹社)刊行。本書で、一九七五年、南日本文学賞、田村俊子賞受賞。1996年、南海文学賞受賞。2007年、死去
石牟礼道子[イシムレミチコ]
1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。2001年、朝日賞受賞。2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2018年2月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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